UNIDO東京事務所は4/15(木)に、セネガル投資促進・大規模公共工事公社(APIX) と共催で「セネガルビジネス・投資セミナー」と題したオンラインセミナーを開催しました。
安永UNIDO東京事務所長の開会挨拶で始まった本セミナーでは、第一部にセネガルの公共セクターから、第二部に日本の民間セクターから登壇者を招き、第三部では、新井辰夫駐セネガル大使、ゴルギ・シス駐日セネガル大使、サンジャラ市のジョップ市長及び、UNIDOセネガルオフィス所長をパネルディスカッションが行われました。
第一部では、セネガル投資促進・大規模公共工事公社(APIX)が同国の投資環境、セクター別の市場、APIXの役割について講演(資料)を行いました。続いて同経済特区担当理事より、セネガルの経済特区の説明が行われました(資料)。セネガルの省庁からは農業省の園芸作物局長(資料)、産業開発省の技術顧問(資料)が登壇し、農業・産業の国家政策やセクターに特化した工業団地について触れました。
第二部では、UNIDO東京事務所の在セネガルアドバイザーが日本企業支援活動について紹介を行った後(資料)、セネガルでビジネスを展開している日本企業3社に、各社のビジネスやセネガル市場の投資の魅力についてご講演いただきました。
最後に、在セネガルアドバイザーのモデレートによるパネルディスカッションでは、新井大使、シス大使、サンジャラ経済特区があるサンジャラ市長、UNIDOセネガルオフィス所長、APIX担当者が登壇しました。新井大使は昨年2月の官民合同ミッションをきっかけに、日本企業専用の窓口及び経済特区の設立に向けて動き出した点について触れ、セネガルは日本企業の技術移転・人材育成の姿勢に対して期待をしているとしました。シス大使は、電気・インターネット・建設などのインフラ分野のみならず、保健・教育・エネルギーなどの分野の日本企業がセネガル進出に興味を持っていると述べました。日本企業のサンジャラ経済特区への誘致を積極的に行っているジョップ市長はサンジャラ経済特区の魅力・税制のインセンティブについて触れました(資料)。APIXの製品課長のンジャイ氏は、現在行われているUNIDO東京事務所のデレゲート・プログラムについて触れながら、各省庁と日本企業をつなげるAPIXの役割について説明をしました。最後にUNIDOセネガルオフィスのイヴト所長は、経済特区の政策立案支援等を通じた工業・農業の近代化促進を目的としたPCP(Programme for Country Partnership)など、UNIDOのセネガルにおける活動について紹介をしました。
概要
日 時: 2021年4月15日(木)18:00~19:45(日本時間)
場 所: オンライン
主 催: UNIDO東京事務所、セネガル投資促進・大規模公共工事公社(APIX)
参加費: 無料
言 語: 日・仏同時通訳
司 会: フェルダ・ゲレゲン(UNIDO東京事務所 次長)
プログラム
18:00- 開会挨拶
UNIDO東京事務所 所長 安永 裕幸
18:05- 第一部:セネガルの公的機関による講演
セネガル投資促進・大規模公共工事公社(APIX)
マーケティング部部長 ムスタファ・ジョップ氏
経済特区担当理事 アリウ・マラ氏
セネガル農業・農村施設省 園芸作物局長 マクンバ・ディウフ氏
セネガル産業開発・中小企業省 技術顧問 アブドゥライ・リー氏
18:45- 第二部:セネガルに進出する日本企業による講演
UNIDO東京事務所 在セネガルアドバイザー アイサトゥ・ンジャイ
三菱商事株式会社 ダカール駐在事務所長 阪田貴幸氏
株式会社シュークルキューブジャポン/TUMIQUI JAPON (Senegal) 代表 佐藤弘一氏
株式会社小松製作所(コマツ) ダカール事務所長 細谷博己氏
19:05- 第三部:パネルディスカッション2ー公的機関とのパートナーシップ
モデレーター:アイサトゥ・ンジャイ(UNIDO東京事務所 在セネガルアドバイザー)
パネリスト:
在セネガル日本国大使館 新井辰夫大使
駐日セネガル大使館 ゴルギ・シス大使
サンジャラ市 セリーニュ・ジョップ市長(大統領農業・工業アドバイザー大臣)
UNIDOセネガルオフィス クリストフ・イヴト所長
APIX 製品課長 アダマ・ンジャイ・ゲイ氏
他講演者
19:35 質疑応答
19:45 閉会
お問い合わせ
UNIDO東京事務所(担当:小野﨑)
E-mail: itpo.tokyo@unido.org
※在宅勤務のため、お問い合わせはメールでお願い致します。