UNIDO東京事務所が、日本政府の協力を得て開始した「日本からの技術移転を通じたアフリカ・アジアにおける産業職業訓練プログラム」」は、アフリカの現地エンジニアや技術者に日本企業の技術を身につけてもらい、持続可能な産業開発に貢献することを目的としています。プロジェクトの詳細はこちらのページからご覧ください。
UNIDO東京事務所が本プロジェクトのパートナーとして採択した株式会社SPECは2024年10月、ガーナから来日した研修生2名に対する2週間の研修プログラムを実施しました。この研修は、ガーナにおける土壌硬化剤“STEIN”を用いた舗装技術を指導し、エンジニアのスキル開発支援を目的としたものです。
研修の概要
このプログラムに参加したのは、ガーナのTakoradi Technical UniversityのProf. John BentilとProf. Matthew Kwaw Somiahです。研修期間は2024年10月21日から30日の10日間でした。
研修では、下記のような技術に関する研修や施設訪問が実施されました。
- STEINの設計
- 道路、灌漑(運河、貯水池)の施工手順とマニュアル
- 粒子密度の測定、含水率の測定等
- 土壌検査
- 強度試験のデータ分析
- 点検、強度試験、評価マニュアル
- 評価、運用、維持管理
10月31日には閉講式が開催され、駐日ガーナ共和国大使館のジェネヴィーヴ・エドゥナ・アパルトゥ大使、同アイザック・コフィ・ヤンクソン公使参事官、経済経済産業省通商政策局技術・人材協力室の岡本楽係長、株式会社SPECの久保祐一代表、上林思揺営業・企画部長、UNIDO東京事務所の足立文緒所長、フェルダ・ゲレゲン次長などが参加しました。
今後の情報については、プロジェクトページで随時報告をいたします。