世界工業生産報告書(2016年第2四半期)が発表されました
2016.09.08
UNIDO本部の統計チームは2016年第2四半期の指標に基づく世界工業生産の成長に関する報告書を発表しました。
主な内容
- 2016年の世界のMVA(製造業付加価値額)は昨年と同様の水準で、年間2.8%の増加と見込まれています。先進工業国の成長率も昨年同様に名目で1.3%と見込まれます。開発途上国と新興国の成長率はわずかに改善の見込みです。
- 世界の工業生産高は2016年第2四半期に前年同期比で2.2%成長しました。先進工業国では0.2%、開発途上国と新興国では4.9%の増加でした。
- 先進工業国経済の成長の特徴は欧州と北米における緩やかですが明らかなスローダウンと、東アジアでのマイナス傾向です。
- 南米の工業生産高は3.2%低下しました。アジア経済の方が成長力は非常に高く6.5%の増加、アフリカでも2.5%の増加となりました。
- 製造業種別に見ると、世界のタバコ生産は2.6%の減少となりました。反対に医薬品は4.3%の増加となりました。
世界工業生産報告書2016年第2四半期 (報告書は英文のみです)