2021年3月26日(金)19時45分〜20時30分に、国連工業開発機関(UNIDO)東京事務所と国連開発計画(UNDP)駐日代表事務所は、SDGグローバル・フェスティバル・オブ・アクションfrom JAPAN (*1)において、「世界に変革をもたらすデジタル技術とイノベーション」を開催します。(#TurnItAround #SDGsで世界を変えよう)
新型コロナウイルスの世界的流行による長期に亘っての深刻な影響により、新たに2億700万人、そして2030年までに合計で10億を超える人々が極度の貧困状態に陥るということがUNDPによる調査で明らかになりました。しかし、SDGsへの集中的な投資によって、1億4600万人を極度の貧困から救済することができます。より効果的で効率的にSDGs達成を目指すには社会に行動変容をもたらす必要があり、ブロードバンドへのアクセス、デジタル・技術分野のイノベーションが欠かせません。事実、コロナ禍でデジタル化とイノベーションの重要性が再認識され、公共・民間セクターの両方で技術の導入が進んでいます。
人工知能、ブロックチェーン、仮想通貨、バーチャル・リアリティ、IoTといった技術が、SDGsの達成を加速できるという点は既に証明されています。他方で、技術の進展によって新たな不平等や格差が生じ、拡大しうるという新たな課題も指摘されています。デジタル化の恩恵を“受けている”人々がより多くのデジタル技術にアクセスできるようになるほど、例えばインターネットアクセスがない35億人の人々など、恩恵を“受けていない”人々が除外されるリスクが高まります。平等さと公正さを保ちながら、新たな技術をSDGsに統合していくことが必要です。
このセッションでは、デジタル技術とイノベーションが、いかにして手の届きにくい人たちに新たな価値や機会をもたらし、貧困や格差といった課題の解決を通じてSDGsに貢献しているのかを話し合います。
セネガルの未電化地域でインターネットアクセスを可能にする日本企業(株式会社シュークルキューブジャポン)、ナイジェリアでオンライン・バリューチェーンを確立する、ガーナでオンラインでの農業アドバイスを提供するなど、様々な形で人々の生活に革新をもたらした世界各国からの登壇者が、コロナ禍で見えてきた課題と可能性、そして開発の未来についての先見を共有します。
概要
日 時: 2021年3月26日(金)19:45~20:30 (日本時間)/11:45〜12:30 (CET)
実施方法: オンライン開催
主 催: UNIDO東京事務所、UNDP駐日代表事務所
言 語: 日英同時通訳、国際手話
参加費: 無料
登壇者
・株式会社 シュークルキューブジャポン 代表取締役社長 佐藤弘一
・NULI & AGROLAY 創設者 Ada Osakwe (ナイジェリア)
・Techshelta Company Limited 共同創業者/人事・管理部門長 Gifty Mintaa Quarshie(ガーナ)
・ザ・ハフィントン・ポスト Japan 編集長 竹下・ライアン・隆一郎
お申し込み・詳細
・お申し込みはこちらよりお願いいたします。
※後日、視聴方法等の詳細が登録したご連絡先へ届きます。
・詳細はこちらよりご確認ください。
※公式ページでは、イベント時間がヨーロッパ時間(CET)で表示されています。日本時間を計算するには表示されている時間に8時間を足してください。
お問い合わせ先
UNIDO東京事務所 E-mail: itpo.tokyo@unido.org
ご参考
・*1「SDGグローバル・フェスティバル・オブ・アクションfrom JAPAN」について
2021年3月25日(木)・26日(金)、日本にある国連諸機関が結集し、国内外でSDGsに精力的に取り組む各界のリーダーたちとともに、SDGs達成に向けたアクションを応援する祭典(オンライン)です。
12の駐日国連機関がセッションを企画し、日本やアジア、中東、アフリカなど世界中から、国連、企業、起業家、NGO、若者団体、自治体など各界の代表が登壇し、国、所属、世代を超えて、SDGs達成に向けたアイディアや成功例、これからの活動に込めた想いなどを語ります。
このイベントは、「第5回SDGグローバル・フェスティバル・オブ・アクション」というグローバルイベントのローカル版として開催され、参加者は同じサイトから、フェスティバルのグローバル版と、日本版(「フェスティバル from JAPAN」)の両方を視聴することができます。
グローバル版では著名人によるセッションのほか、SDGアクション賞の授与式などを企画しています。ご興味のある方はこちらにもぜひご参加ください。
・SDGsとUNIDOについてはこちら