ウガンダ:STePP技術実証プロジェクト
ウガンダ
アルコール手指消毒剤(サラヤ株式会社)
背景
ウガンダでは、2020年3月22日にCOVID-19の最初の症例が報告されました。移動の制限や国境の閉鎖、事業活動の縮小など、国家レベルで厳しい規制が施されましたが、生命や個人の健康と幸福を危険にさらすコロナウイルスは全国に広がりました。経済の再開と対面での接触の増加に伴い、手指消毒の重要性が高まりました。特にウガンダでは、2018年のエボラウイルスの発生以後、ノンエンベロープウイルスに対する手指消毒製品の需要が非常に高いまま維持されています。
プロジェクトの概要
UNIDOは、医療及び食品産業の衛生状態を改善するために、アルコールベースの消毒剤を大量生産するための製造技術を導入しました。この技術は、エボラ出血熱やコロナウイルスといった、ノンエンベロープウイルス及びアルコール耐性ウイルスに対抗するための、安全かつ効果的な手指消毒剤の提供を可能にしました。この技術によって、月々の消毒剤の生産能力を10kL/月から200kL/月に増やすことができ、高まる衛生環境の改善ニーズに対応することができました。このプロジェクトでは、消毒剤の製造に加えて、衛生状態を改善するための感染予防プロトコルや、病院や食品業界における管理慣行の改善にも焦点を当てました。国内の衛生状態を改善するために、プロジェクトは、医師、看護師、および食品業界の労働者に対して、WHOの手指衛生ガイドラインに沿った衛生指導も行いました。
プロジェクトの詳細
都市、国 |
カンパラ、ウガンダ |
プロジェクトパートナー |
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主な成果 |
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会社概要
社名 | サラヤ株式会社 |
ホームページ | https://saraya.world/ |
住所 | 〒546-0013 大阪市東住吉区湯里2-2-8 |
資本金 | 4,500万円 |
担当者 | 中村タマロステファニー 電話: 06-6703-6336 E-mail: nakamuratamaro@global.saraya.com |
事業内容 |
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ストーリー
「長年にわたるウガンダとUNIDO東京事務所のパートナーシップ、技術移転と保健セクターへの投資の促進、および現在の世界情勢を踏まえた協力に感謝いたします。特に保健セクターにおいて、このようなタイムリーな協力を実行してくれたUNIDOとサラヤの双方に対して、我が国を代表して感謝の意を表明致します。」
エヴェリン・ンガロンサ、一等書記官、駐日ウガンダ共和国大使館
関連リンク