モロッコ:STePP技術実証プロジェクト
モロッコ
背景
モロッコでは、特に農村部において、水資源の開発と持続可能な管理が依然として困難な状況にあります。汚水の約48%は河川に放流されるか、陸上に散布され、残りは処理されることなく海に排出されています。内陸部の都市では再利用前の排水処理が行われていないため、地域住民が水系感染症にさらされ、地表水や地下水資源が劣化している状況です。モロッコには約100の浄化システムがありますが、技術的、財政的、人的資源が不足しているため、この技術を持続的に利用することが課題となっています。
プロジェクトの概要
地域社会で持続可能な排水処理システムの構築と運用に焦点を当てたのが本プロジェクトです。本プロジェクトでは、マラケシュの東約80kmに位置するアル・ハウズ県にあるドゥアル・ブアニムで、技術の適用性を評価するための環境調査や現地調査を実施しました。この技術は、約800人の住民が住むブーアニム村全体の生活排水を処理する能力を有しており、効果が高く、メンテナンスが容易で、環境にやさしく、コスト効率に優れている点がすぐれています。
プロジェクトの詳細
都市、国 | アルハウズ州、モロッコ |
プロジェクトパートナー |
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主な成果 |
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会社概要
社名 | 日之出産業株式会社 |
ホームページ | https://www.hinodesangyo.com |
住所 | 〒224-0053神奈川県横浜市都筑区池辺町3854番地 |
資本金 | 2,000万円 |
担当者 | 藤田香 電話: 045-507-3031 E-mail: k-fujita@hinodesangyo.com |
事業内容 | 排水処理 |
ストーリー
” UNIDOと日之出産業が私たちの村にこの技術を導入してくれたことに感謝します。この技術は、私たちが抱えている問題に非常に有効です。私たちは水系伝染病に悩まされてきました。この技術は、私たち国民が必要としているものです。”
Khalifa ELMASFIOUI、Boughanim Association for the Development and Agricultural Cooperation、取締役
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