UNIDO東京事務所は2024年11月11日から15日の間、カンボジア及びフィリピンの2カ国から環境分野の専門家を招聘しました。
カンボジアのスニット・パクサマイ氏、フィリピンのエド・カーロン・ラマ氏は、11月13日(水)と14日(木)にカルッツかわさきで開催された「第17回川崎国際環境技術展」にて、両国でのビジネス展開に関心のある日本企業と個別面談を行いました。 また、11月14日(木)の同会場で川崎市市制100周年「国際」特別企画として開催された「ASEAN×EU meet UP DAY」において、自国が直面する廃棄物処理や排水処理を含む様々な環境問題の現状やビジネス機会について講演しました。技術展の翌日は、川崎市の廃棄物処理場を含む複数施設を見学し、今後両国における課題解決に資する情報収集や意見交換を行いました。
「第17回川崎国際環境技術展」に先立って、2名の専門家は両国にビジネス展開を検討しているUNIDO東京事務所のサステナブル技術普及プラットフォーム「STePP」に 登録されている企業との個別面談も実施しました。この機会はSTePPに登録される企業のみに提供され、7社が専門家との計9回のビジネスセッションを通じて、自社の技術を直接紹介する機会を得ました。
今回来日した専門官
スニット・パクサマイ氏 Mr. Sunit Paksamay【カンボジア】
カンボジア王国 農林水産省 次官
Under Secretary of State, Ministry of Agriculture, Forestry and Fisheries
関心領域:
気候変動に強い農業の推進、森林伐採の削減、持続可能な水資源・土壌管理、再生可能エネルギーの活用、廃棄物削減、環境に優しい農産物加工、持続可能な養殖・林業、他関連する環境技術
エド・カーロン・ナヴァロ・ラマ 氏 Mr. Ed Karlon Navarro Rama【フィリピン】
フィリピン共和国 セブ市 バンタイ・ダガット(自治的な沿岸監視組織)プログラム・ディレクター
Program Director, Bantay Dagat Commission of Cebu City
関心領域:
廃棄物管理、廃棄物からエネルギーへの転換、海洋汚染対策、人工リーフ、小規模漁業支援、沿岸部の重金属除去、コミュニティ型の下水処理、再生可能エネルギー、他関連する環境技術