UNIDO東京事務所は、川崎市の協力のもと、2019年2月8日、カルッツかわさきで開催された『第11回川崎国際環境技術展』の併催企画として、駐日大使館を対象とした会場視察ツアーを実施しました。
2月8日の午後、25の在京大使館から26名の外交官が川崎での展示会を訪問し、環境に配慮した日本の最新技術を視察しました。
「この石鹸を全ての方に届けるのは難しいが、使ってくださる方々の生活を少しでも変えたい」と話すのは、神奈川県川崎市に本社を構える宝養生資材株式会社の代表・吉村政城氏。人体に無害であり環境にも優しい石鹸を、実際に触れたりするなど外交官たちは興味を示していました。
かわさき水ビジネスネットワークのブースでは、川崎市と交流関係のある東南アジア地域を中心に、水ビジネスの実現を通じた水環境の改善に向けて官民連携して活動に取り組んでいることが説明されました。
外交官たちは約2時間の視察ツアー中に8社の出展ブースを視察。限られた時間の中で情報収集に努め、サンプルに触れ、さまざまな質問をブースの担当者たちに投げかけていました。
閉会式では、福田紀彦・川崎市長も外交官たちを歓迎。「工業地帯として知られ、また過去に公害問題にも直面した経験から、環境への配慮を重視する川崎市が、皆さまの国のためにお役に立てたら大変光栄です」と挨拶されました。
また、駐日タンザニア大使館のマチアス・チカウェ大使は、タンザニアの首都が移転することを説明し、環境面に配慮し、最新技術を駆使したモダンな街づくりを目指していきたいと外交団を代表して感謝の辞を述べ、視察は終了しました。
概要
名 称 第11回川崎国際環境技術展
11th Kawasaki International Eco-Tech Fair
会 期 2017年2月7日(木)~8日(金)
会 場 カルッツかわさき
参加大使館
アフガニスタン、アンゴラ共和国、イラク共和国、インドネシア共和国、ウガンダ共和国、エクアドル共和国、エジプト・アラブ共和国、ガーナ共和国、コソボ共和国、ジンバブエ共和国、スーダン共和国、セネガル共和国、タイ王国、タジキスタン共和国、タンザニア連合共和国、トルクメ二スタン、ナイジェリア連邦共和国、トーゴ共和国、ハイチ共和国、フィジー共和国、ブルキナファソ、ベナン人民共和国、ボツワナ共和国、マラウイ共和国、レバノン共和国
訪問ブース
株式会社アクト、株式会社建設技研インターナショナル、光明理化学工業株式会社、宝養生資材株式会社、かわさき水ビジネスセットワーク、関東経済産業局/㈱リガルジョイント、君岡鉄工㈱、国立研究開発法人科学技術振興機構、川崎市新エネルギー振興協会