このページをシェアする

マダガスカル:STePP技術実証プロジェクト

マダガスカル:STePP技術実証プロジェクト

ジョセフ・ラセタ・ベフェラタナ大学病院での医療廃棄物用無煙焼却炉の設置記念式典(中和機工)

マダガスカル

医療廃棄物用無煙焼却炉中和機工株式会社

背景
医療廃棄物の分別が不十分な場合、COVID-19を含む疾患の感染源となる可能性があります。しかし、予算の都合上、マダガスカルとセネガルでは、焼却炉が機能している病院はごくわずかです。さらに、既存の焼却炉は煙や灰を発生させ、環境汚染の原因となってきました。したがって、医療廃棄物にさらされることによる二次感染を防ぐためには、特に大規模な病院や診療所において、無煙で操作が簡単な焼却炉の導入と、オペレーターだけでなく医療従事者全体を対象とした廃棄物の適切な取り扱いと分別についての教育が急務となっています。

プロジェクトの概要
UNIDOは、COVID-19患者を受け入れているマダガスカルとセネガルの公立病院に、小型医療廃棄物焼却炉(容量470kg/日)を設置しました。この焼却炉は水冷式のため耐久性に優れ、プラスチックなど熱量の高いものを焼却しても破損しにくい構造になっています。また、無煙焼却炉なので環境にも配慮しています。さらに、本プロジェクトでは、自治体や病院と連携し、医療従事者への試運転や操作のトレーニングを行いました。

プロジェクトの詳細

都市、国

  • Antananarivo, マダガスカル
  • Dakar, セネガル

プロジェクトパートナー

  • マダガスカル:
    Ministry of Public Health
    University Hospital Joseph Raseta Befelatanana
  • セネガル:
    Ministry of Health and Social Action
    University Hospital Fann

主要な成果

  • 最大470kg/日の焼却炉を2基設置(1国1基)。
  • 技術者向け研修6日間実施(マダガスカル2日、セネガル4日)
  • 9名のエンジニアを育成(マダガスカル:6名、セネガル:3名)
  • オペレーターおよび医療従事者向け研修を5日間実施(マダガスカル3日、セネガル2日)
  • 43人のオペレーターと医療従事者に研修を実施(マダガスカル:30人、セネガル:13人)
  • 1日に450kgの医療廃棄物を処理する能力


会社の詳細

社名

中和機工株式会社

ホームページ

http://www.chuwastar.co.jp

住所

〒103-0023 東京都中央区日本橋本町2丁目8番7号 オー・ジー東京ビル3階

資本金

1000万円

担当者

Kuniaki Imao 氏
Kyoji Sugiura 氏
Telephone: +81-3-5643-2571
E-mail: chuwa-kikou@chuwastar.co.jp

事業内容

焼却機の設計・計画・販売

ストーリー

“COVID-19 のパンデミックに際して、このプロジェクトは非常にタイムリーでした。ウイルスが急速に蔓延しているとき、医療廃棄物を燃やすことは、病気の蔓延を防ぐ最も効果的な方法のひとつなのです。”

Oumar DABO、Chunoda Service Sarl、取締役

関連リンク