タンザニア:STePPアフリカ産業職業訓練プログラム
タンザニア
環境配慮型使用済み自動車リサイクル・トレーニング(会宝産業株式会社)
プロジェクト背景
タンザニアを含む多くの発展途上国では、使用済み車両(ELV)の解体やリサイクルは、主に非公式セクターによって手作業で行われています。そのため、これらの作業員は解体された材料を適切に処分するための専門的なスキルや知識を持たないことが多く、作業現場では廃油、鉛による土壌汚染、冷却ガスの大気放出、廃プラスチック・ガラス・タイヤの不法投棄による環境汚染が大きな社会問題となっています。また、適切なスキルや機材の不足により、労働災害や健康被害のリスクも大幅に高まっています。これらの問題から、安全で環境に配慮した方法で使用済み車両をリサイクルできる産業人材の育成が急務となっています。
プロジェクト概要
UNIDO 東京事務所では、本プロジェクトを通じて、会宝産業株式会社の協力のもと、環境に優しく安全な使用済み車両のリサイクルノウハウを移転するとともに、タンザニアの自動車リサイクルセクターで働く人々のスキル向上に取組んでいます。使用済み車両のリサイクルについて正しい知識を持った人材を育成することは、正しく解体された車両のパーツを再利用・再資源化することにつながり、持続可能な循環型社会を創ることにも貢献します。
プロジェクトでは、タンザニアから招いた研修生に使用済み自動車の解体デモンストレーションを含む実践的な研修を行い、自動車解体に関する知識と技術を移転します。研修は、会宝産業株式会社の指導のもと、安全で環境に優しい使用済み車両のリサイクル技術を習得するために、安全ガイドラインや法律・規制についても学ぶことができる包括的な内容となっています。日本での研修終了後には、研修生がタンザニアに戻った後に現地で指導者として活動できるよう、タンザニアの社会事情に適した実技と講義を含む職業訓練カリキュラムを作成します。職業訓練の参加者は、環境と人間の双方に負荷が少ない使用済み自動車の解体技術を学び、持続可能な循環型社会の実現に寄与します。
プロジェクトの詳細
都市、国 | タンザニア連合共和国 |
プロジェクトパートナー |
会宝産業株式会社 |
主な成果 |
後日掲載予定 |
会社概要
社名 | 会宝産業株式会社 |
ホームページ | https://kaihosangyo.jp/ |
住所 |
〒920-0209 石川県金沢市東蚊爪町1丁目25番地 |
資本金 | 5700万円 |
担当者 | 橋本 電話番号: 076-237-5133 E-mail:s.hashimoto@kaiho.co.jp |
事業内容 |
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